長崎県南松浦郡新上五島町の有形文化財に指定されている冷水(ひやみず)教会で15日、同教会の信徒ら100人の参加する消防訓練が行われた。長崎新聞が伝えた。
訓練はミサの最中に出火したとの想定で、逃げ遅れた人の搬送訓練もあわせて行われた。信徒らは消防署員から消火器の使い方などを教わった。
冷水教会は、1907年に建てられた木造建築の教会。設計、施工は長崎県下で多くの教会を手掛けた鉄川与助による。のどかな奈摩湾の入り江を見下ろす小高い丘の上に建てられている。05年に同町の有形文化財に指定され、一昨年献堂100周年を迎えた。