【ワルシャワ=ENI・CJC】ポーランドカトリック教会の指導者は、聖職者の半数以上が、妻子を持つことを望んでいると指摘した調査を批判している。
「私が言えることは、説明が一般化されており、解釈と結論に同意することは難しい」と、教会召命協議会議長のウォイチェフ・ポラック司教は2月7日、ENI通信に語った。
調査はポズナニ大学のヨーゼフ・バニアック教授が行った。それによると、司祭の54%が独身制の廃止を望んでおり、12%はすでに女性と同棲していると言う。
調査結果は1月30日に『ガゼータ・ウィボルツァ』紙に掲載された。バニアック氏は同紙に、回答者823人の半数以上が「聖職者としてのアイデンティティに深刻でいつ果てるとも知れない危機」がある、と回答している、と語った。
司祭たちは、最大の問題として、教会の上長との衝突や信仰に関する疑いよりも独身制を挙げている。
ポーランドのカトリック神学校84校への入学者は2004年には1500人だったのが08年には953人と36%減少している。女性の修道誓願者も362人だったが、4年前の半分だ。