【CJC=東京】英国国教会は総会で2月11日、女性主教問題について、検討継続を前提に教規改定草案と実施要領を改正委員会に送付することを決めた。
賛成281票、反対114票、棄権13票。今回の草案には女性主教に反対する人は女性主教の裁知下に入らないことを認めている。
ただ教規改正が最終的に実現するのは2010年以後となり、14年以前に女性主教が実現することはないと見られる。それでもリッチフィールドのジョナサン・グレッドヒル主教は「進展がゆっくりだとしても、前進しなければならないと思う」と述べている。
世界聖公会共同体の中ではカナダ、米国、ニュージーランド聖公会が女性主教制を実現している。