1990年にソ連から独立したリトアニアは、バルト3国の一つで、人口わずか360万人ほどの小国だ。同国は、最近若者を中心に福音の扉が開かれている。
しかし一方で、同国に訪れた自由な風紀は、物質的な欲望、利己的な快楽、伝統的な道徳の毀損(きそん)などの危険ももたらした。それらは薬物の乱用、自殺、売春目的の女性の人身売買など、社会基盤にダメージを与えるものばかりだ。
経済成長の追求以上に、同国では霊性の改革が必要だ。リトアニアは欧州で最後にキリスト教化された国だが、主の民によって大規模な霊的、社会的変革がもたらされるよう祈っていただきたい。
■ リトアニアの宗教人口
カトリック 68・1%
プロテスタント 3・1%
無神論者 23・6%