日常生活に結び付くキリストの基礎知識を知ってほしい――。東京都国分寺市の教会「ジーザス・コミュニティ」で牧仕(牧師)を務める桜井知主夫(ちずお)さんは数年前から、米ニューヨークにあるブルックリン・タバナクル教会の弟子訓練会で実際に使われていたテキストをもとに、救われて間もないクリスチャンを対象にした無料のオンライン講座を開いている。「一人でも多くの人に受講していただき、ご自身が集っている教会の祝福になってほしい」と、2月から始まる第5期の受講者を募集している。
講座は毎週土曜日夜1時間の全16回。コロナ禍をきっかけに開講し、今では日本全国から毎回30人ほどの受講者が集まる。米国やドイツなど海外からの申し込みもある。
「なるべく日常生活に結び付くことに焦点を置いています。受洗後の学びや新しい人向けの基礎講座は多くの教会で実施されていますが、お勉強みたいになっている面も多いと思います。私がそうだったので」と桜井さん。「キリストを信じたのに、日常生活の中でキリストに結び付いていない人が、信仰を回復して地域教会で仕え、他の兄弟姉妹を励ますようになることを目的に開講しています。聖霊によって神の言葉を通して、キリストがどれほど自分を愛しておられるかを知り、信頼してキリストについていってもらえれば」と話す。
テキストの構成も、聖書の知識を机上の空論やきれい事で終わらせることなく、日々の生活に即して分かち合えるように工夫されている。また、各章のテーマと内容は、新しく信じた人を励ますことを念頭に書かれている。
講座では、1章の「新しい人生とは」から始まり、「罪に打ち勝つ」「生命を与える神のことば」「信仰の勝利」「祈りの力」「イエス・キリストを知る」「聖霊、私たちの助け主」「神が住まわれるところ、教会」の全8章を、各回半章ずつじっくり学んでいく。
受講者からは「罪に対する神の態度、悔い改め、どのように罪と向き合い対処するのか、イエスの血潮、一つ一つの説明がふに落ちました」「日々神様の願いを知り、それを選んで従って、父の御心を行っていく者となりたい」「私も教会の中で用いていただきたいと思いました」といった声が寄せられている。
牧師が参加し、各教会の学びに生かされるケースも増えている。「テキストは非売品で、自由に使用していただけます。とてもバランスの取れた内容なので、ぜひ多くの教会で活用していただきたいです」
第5期は2月25日から7月8日まで、毎週土曜日午後9時から10時までの全16回。2月25日にオリエンテーションを行う。申し込みの締め切りは2月5日。詳細は専用ページを。
■ 告知動画:第5弾!【キリストの基礎知識コース】《新しい始まり》