日本ケズィック・コンベンションの今年のメイン講師であるイアン・コフィ博士が、3月1日に都内で講演を行う。コフィ博士は、英国バプテスト連盟の牧師で英国最大の集会「Spring Harvest」の指導者の一人。当日は米国海軍チャプレンのデビット・ローレンス・マスターソン氏が会場でピアノ演奏を行う。
日本ケズィック・コンベンションとは、毎年全国10地区で開催される超教派聖会。参加する教派・教団は毎年40以上に上る。中でも日本ケズィック発祥の地である箱根の大会は、今年で48回目を迎える。毎年海外から卓越した説教者が招かれ、聖書全巻におよぶ調和の中からの聖書講解(バイブル・リーディング)が行われる。
もともとケズィック・コンベンションは英国から始まった。イングランド北西部のカンバーランド地方にあるケズィックという小さな町で1875年から毎年開かれてきた世界的に有名な聖会である。
日本では「日本キリスト者修養会(仮称、ケズィックコンベンション)」(金井為一郎中央委員長)として1962年3月、第一回目の聖会が箱根・湯本で開催された。その後、金井為一郎、車田秋次、小原十三司、藤田昌直の4委員が1962年7月に開かれた英国のケズィック・コンベンションに出席し、「日本キリスト者修養会」を「日本ケズィック・コンベンション」として開催する正式の了解を受けた。
以来、日本でのケズィックの働きは全国へ広がり、65年からは北海道、66年からは大阪で開催されるようになった。現在では、沖縄、九州、大阪、神戸、京都、奈良、箱根、東京、仙台、北海道の全国10箇所で開催されており、その運動は今なお成長し続けている。
コフィ博士は、英国ケズィックで毎年のように講師を務める著名な説教者で、日本ケズィックでの奉仕は今回が初めてとなる。
午前10時半から。入場無料。会場は東京都新宿区のウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会(百人町1−17−8)。問い合わせは、同教会(03・3368・9165)。