マレーシアは独立以来、マレー系とイスラム系を中心とする統一マレー国民組織(UMNO)が政治を支配してきた。しかしこの政党はマレー系住民を優遇し、一部の人々を富ませることに腐心してきた。それによって貧富の差は拡大し、冷遇された少数民族の人々は、差別と政府の腐敗に不満を感じるようになった。
その結果、2018年の選挙でUMNOは敗北したのだ。今、マレーシアの政治には新しい時代への期待感が高まっている。穏健派と保守派のイスラム教徒、規模が大きく多様な少数派、これらの多様性に富むマレーシア国民を一つにするため、為政者は最善の方法を模索しなければならない。
マレーシアの指導者のために祈ろう。また教会が救霊に燃え、マレーシア宣教に励むよう祈っていただきたい。
■ マレーシアの宗教人口
イスラム 62・6%
プロテスタント 4・01%
カトリック 0・01%
仏教 6・5%
儒教 9・4%
ヒンズー 6・2%
土着宗教 0・9%