開催まで残り約1ヶ月となる第9回国家晩餐祈祷会(3月13日開催)のために祈り備える、最後の準備会(3回目)が6日、当日の会場となる京王プラザホテル(東京都新宿区)で行われた。準備会には、今年の講師である倉沢正則氏・東京基督教大学学長や、賛美リードを務めるベドウ路得子さん、大会顧問の土肥隆一・衆議院議員らも参加。同祈祷会の実行委員ら26人が集まって現状を確認し、当日に向けて心を一つにして祈りをささげた。
準備会の冒頭では、同祈祷会を創始した鈴木留蔵・同大会顧問が先月26日死去したことが伝えられ、大会会長の杣浩二氏(日本CBMC=基督者実業人会理事長)は「鈴木氏の遺志を継いでこの祈祷会を是非成功させたい」と、鈴木氏を偲ぶとともに、過去最高の400人の参加者を目指す今回の祈祷会に向けて意気込みを語った。
昨年の祈祷会は「命がけのいのり」をテーマに開催され、プロテスタント、カトリックの両派から教職者60人を含む220人が参加。今年は「地に上に、平和が」(ルカ2:14)をテーマに、教職者100人、一般参加者280人、主催者・スタッフ20人を含めて400人での開催を目指している。
すでに、駐日イスラエル大使のヴェンシュトリット夫妻、池長潤・カトリック大阪大司教、泉田昭・日本キングス・ガーデン理事長、日本聖書協会の大宮溥理事長、渡部信総主事、尾山令仁・聖書キリスト教会東京教会会長牧師、峯野龍弘・前日本福音同盟(JEA)理事長らの参加が決まっているが、2月1日までに決定している参加者はまだ200人程度。現状を踏まえて、実行委員長の近藤高史氏(日本CBMC副理事長)は「400席を先取りして祈っている」「日頃、神様の御心を覚えて祈っておられる祈り手を一人でも二人でもお招き頂きたい」と参加を呼びかけた。
当日のプログラムについての説明もあり、昨年は来賓の挨拶などで時間が取られ、祈りの時間が不十分であったという反省があったことが挙げられた。今年は、「アジア・世界」「日本・指導者」「教役者・教会」「教育・伝道団体」「ビジネス」の5つの項目で、計約45分の時間祈りをささげる。また、代表者による祈りだけではなく、参加者全員で祈る時間も十分に取る予定だ。
同実行委では昨年の祈祷会以来、「内閣総理大臣をはじめ、閣僚、与党、野党、官僚の皆様が、創造主なる神を知り、聖書に基づいて日本を導くことができるように」「その他全国の政治、経済、文化すべての分野で上にたつリーダーたちに、神からの知恵が与えられ、正しく日本を導くことができるように」など12の「日本のための祈りの課題」を掲げて継続して祈っているが、この祈祷題目についてもより分かりやすくまとめていくという。
準備会の最後には、1)第9回国家晩餐祈祷会に400人が集まるように、2)当日のプログラム、説教者、音楽奉仕者、スタッフそれぞれが守られ、良い祈祷会となるように、3)12項目の「日本のための祈りの課題」一つ一つのために、4)クリスチャン議員が増え、より尊く用いられるように、と4つの課題について参加者全員で祈った。
第9回国家晩餐祈祷会の開催日時は、3月13日(金)午後6時半から同9時まで(同6時開場)。会場は、京王プラザホテル5F「コンコードの間」(東京都新宿区西新宿2‐2‐1、電話:03・3344・0111)。会費1万円(食事代込)で、参加には事前の申し込みが必要。申し込みは、申し込み用フォーム、または氏名、電話番号、住所を明記の上、FAX(078・291・5786)で可能。問い合せは、同祈祷会事務局(電話:078・291・5789、日本CBMC本部内)まで。