学校法人青山学院(東京都渋谷区、松澤建理事長)と学校法人横須賀学院(神奈川県横須賀氏、國岡昭夫理事長)がこのほど、「教育提携」に関する協定を締結した。協定により今後は、横須賀学院高等学校から青山学院大への推薦入学制度の拡充や、連携授業の充実などを図る。青山学院が法人間での提携をするのは今回が初めてとなる。
横須賀学院は、青山学院専門学校横須賀分校に設置された青山学院第二高等部が青山学院から分離し、1950年に設立。その後も青山学院の関係者が、理事長や院長を務めるなどしてきたが、「互いに独立性を保ちながら、キリスト教信仰に基づく建学の精神・教育理念の下で、人材の育成を目指し、さらに教育の一層の充実と発展を共通のミッションとし、様々な教育・研究活動を強化・推進していく」ことを目的に、今回の協定締結を行った。
協定による具体的な内容については、▽横須賀学院高等学校から青山学院大学への推薦入学制度の拡充、▽横須賀学院高等学校・中学校と青山学院大学との連携授業の充実、▽横須賀学院小学・中学・高等学校と青山学院初・中・高等部の児童・生徒の交流推進、▽横須賀学院と青山学院の教職員の交流と研修推進、を枠組みに今後協議していくという。
松澤・青山学院理事長は、今回の協定について「青山学院はキリスト教信仰に基づく教育機関として、キリスト教に理解のある学生を今よりも積極的に受け入れていきたいと考えております。このたびの横須賀学院との提携は、青山学院としては法人間の提携としては初めてのことです。このことは、青山学院の使命を果たしていく上で強化につながるものだと確信しております」と語った。
また、國岡・横須賀学院は、「この連携が神様のご計画のもとに進められ、双方の教育にとって力強い糧となることを確信しております」と意気込みを語った。