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明治期のキリスト教プロテスタントの源流の一つとなった「熊本バンド」の結成１３３周年を記念して３０日、熊本市横手の熊本バンド記念碑がある花岡山山頂で記念早天祈祷会が開催された。夜明け前から焚き火を囲み、約３００人が参加して賛美と祈りをささげた。朝日新聞が伝えた。
「札幌バンド」、「横浜バンド」と並んで明治期のプロテスタントの源流の一つとなった熊本バンドは、１８７６年、米国人教師Ｌ・Ｌ・ジェーンズの感化により多くの入信者を生んだ熊本洋学校の生徒３５人が花岡山で集会を開き、「奉教趣意書」に誓約したことで始まった。
熊本バンドのメンバーには、小崎弘道（日本基督教連盟会長、第２代同志社総長、日本基督教団霊南坂教会創設者）海老名弾正（第８代同志社総長）、下村孝太郎（第６代同志社総長）らがおり、１８７６年に熊本洋学校が閉鎖されたあと同志社へ転校したメンバーらは、同志社のみならず日本に大きな影響を与えた。
同紙によれば、早天祈祷会では熊本大工学部３年の三須大さん（２２）が「奉教趣意書」を朗読。熊本草葉町教会の山下慶親牧師が「皆様の学びや働きに祝福を。来年もこの場所で会いましょう」と、毎年１月３０日に行われ恒例になっている同祈祷会に来年も参加しようと呼び掛けた。
