南仏の飛び地にあるモナコは、王子が国民議会と権力を共有する立憲君主の小国だ。同国は、気ままで贅沢なライフスタイルを求める富裕層や著名人が居を構えることでも知られる。故に人口の75%以上が外国人居住者で、彼らは巨万の富を所有している。
伝統的にはカトリック国だが、物質的な富と快楽は同国の霊的な資質を塞いでいる。福音主義の影響力は極めて小さかったが、近年、福音主義の小さなモナコ・クリスチャン・フェローシップ教会が初めて存在するようになった。
カトリック、聖公会、フランス改革派教会、そしてバイリンガルのモナコ・クリスチャン・フェローシップの献身的な信者らが、モナコの社会全体に影響を与え、富と快楽に溺れるモナコのマモン主義に、霊的風穴が開けられるように祈っていただきたい。
■ モナコの宗教人口
カトリック 81・3%
プロテスタント 2・25%
イスラム 0・7%