ろう者伝道に取り組むDOORインターナショナル(DI)によると、アンゴラと南アフリカには強力なろう者リーダーとろう者信者がいるという。
今、彼らは幾つかの聖書を出版しており、それは伝道、弟子訓練、教会設立の方法について、地元のリーダーを訓練する最適な手段となっている。手話聖書の出版や強力なろう者リーダーは、この分野では例外的なことだ。
世界のろう者7千万人のうち、福音に接することができるのは、わずか2パーセント以下で、実は彼らは世界最大の未伝道グループの一つなのだ。
DIは、ルカ福音書10章にある2人組の宣教アプローチに倣い、「2×2」(ツー・バイ・ツー)というプログラムを用いている。「4月から6月にかけて、アンゴラと南アフリカから4人の指導者が来てくれ、既存の2×2チームと一緒に生活し、働き、奉仕します」とDIの関係者は言う。
リーダーの中にはベテランもいればフレッシュマンもいる。DIの指導者たちは、革新的なアプローチでろう者のチャーチプランターのためのビデオカリキュラムを開発している。
聴覚障害者らは読書を視覚的な訓練と考えており、朗読は音声による訓練だ。彼らはすでに知っている言語と結びついた単語を音にする。ほとんどのろう者にとって、読書は第2言語であり、手話は第1言語なのだ。視聴覚障害者の伝道に取り組むDIの存在は貴重だ。
彼らのリソース開発チームが、さらに革新的にろう者リーダーをサポートするビデオカリキュラムを作成し、多くの視聴覚障害者らが福音を聞くことができるように祈っていただきたい。
■ アンゴラの宗教人口
プロテスタント 28・1%
カトリック 60・4%
イスラム 1・1%
土着宗教 4・0%
無宗教 0・8%