パリ郊外のサンドニにあるシナゴーグ(ユダヤ教会)に11日夜、火炎瓶1本が投げ込まれた。火災などの被害には至らなかったという。フランスでは5日夜にも、南部トゥールーズのシナゴーグに火炎瓶が積まされた車が突入する事件が起きており、警察はイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に対する抗議の可能性もあるとして調査を進めている。共同通信が伝えた。
同通信によれば、同日夜に東部シルティンゲンでも、ユダヤ人コミュニティー内にある礼拝所に火炎瓶が3本投げ込まれたという。
5日の事件では、シナゴーグ内に4人のラビ(ユダヤ教指導者)がいたが、いずれも無事であった。一方で、事件現場近くには火炎瓶を積んだ別の車が見つかっており、連続犯行を狙った可能性も考えられている。