西アフリカの小国セネガルはイスラム教国だが、信仰の自由があり他宗教に寛容だ。首都ダカールは全土を伝道する上で最も戦略的な場所で、全人口の25パーセント以上とすべての民族の代表が集まっている。
全イスラム教徒の85パーセントがスーフィー兄弟団に属しており、彼らは組織化され、政治力、財力共に豊かだ。そのため、信教の自由があるものの、イスラムから改宗する信者はまれだ。1990年に15団体だった福音派の団体は、現在では60を超えている。しかしダカールを出ると、300万人近くの人口に対して小さくわずかな教会しかない。首都はほとんどの団体の宣教拠点となっているが、教会建設に携わっている宣教師はわずかだ。
ダカールが福音の発信源として強められ、強固なムスリムらも主イエスに帰依するよう祈っていただきたい。
■ セネガルの宗教人口
イスラム 91・1%
プロテスタント 0・4%
カトリック 6・0%