1月15日、南太平洋の島国トンガの首都ヌクアロファから北に65キロほどの海底で、大規模な噴火が発生した。発生直後の津波によって3人のトンガ人と1人の英国人の死亡が確認されている。
しかし、この噴火によって通信の要である海底ケーブルが切断されたため、現地の様子が伝わってこない。1月21日時点で被害の大きさの全容は不明だが、同国首相は「かつてない規模の災害だ」と述べた。
噴火による衝撃波は、遠くアラスカまで及び、津波の影響が日本や豪州、ニュージーランドなどでも懸念されたが、大きな被害には及んでいないようだ。
トンガは人口10万人余りの小さな島国で、キリスト教国だが、異端派が多数を占める。YWAMなどの福音派宣教団体が活躍している。
今回の噴火が大きな被害に至らず最小限に留められ、宣教団体と地元の教会、人々が一体になり、1日も早い復旧と援助の手が差し伸べられるよう、祈っていただきたい。
■ トンガの宗教人口
プロテスタント 40・7%
カトリック 14・2%
異端派 40・8%