170を超える南太平洋の島群からなるポリネシアの英連邦加盟の王国トンガは、人口およそ10万4700人の小国だ。ほとんどの島が無人島で、どの島にもホワイトビーチや珊瑚礁、熱帯雨林が広がっている。礁湖(しょうこ、ラグーン)と石灰岩の断崖によって守られている主島のトンガタプには、首都ヌクアロファがある。
島の産業は、ビーチリゾートなどの観光のほか、プランテーション農園や漁業、出稼ぎ労働が収入源となる。キリスト教の強い国だが、異端のモルモン教徒が世界一の割合を占めることでも知られる。
比較的に貧困であるにもかかわらず、伝統的にカトリックとプロテスタントは多くの宣教師を派遣している。現地で宣教のために汗を流すYWAMや他の福音諸派の働きが豊かに実を結び、トンガで聖書的な新生の信者が増え活躍できるよう祈っていただきたい。
■ トンガ王国の宗教人口
プロテスタント 40・7%
カトリック 14・2%
異端派 40・8%