社団法人として112年の歴史を持つ日本福音ルーテル社団(JELA)が、9月から法人格を改め、「一般社団法人日本福音ルーテル社団」から「一般財団法人JELA」に改組し、新しいスタートを切った。ホームページなどで公表した。
米福音ルーテル教会の宣教師らによって1909年に設立された「在日本アメリカ合衆国南部福音ルーテル教会ユーナイテッド・シノッド宣教師社団」が前身。「キリストの愛をもって、日本と世界の助けを必要とする人びとに仕えること」を使命とし、一貫してキリスト教主義に基づいた慈善活動を行ってきた。
財団法人に移行後は、社団で行われてきた事業を、1)世界の子ども支援事業、2)難民支援事業、3)奉仕者育成事業の3つに再編成してさらなる充実を図るほか、国内外の緊急災害支援も継続して行っていくという。
JELAは財団法人移行に当たり、最新の機関紙で「明治時代の日本宣教開始期や第二次世界対戦の復興期など、宣教における数々の試練の度に、米国のルーテル教会からささげられた多くの祈りと献金がその窮地を救ってきました。財団としてJELAが目指すものは、これら霊的・財的遺産のよき管理者を務めながら、これからもますます、助けを必要とする人びとのために、キリストの愛をもって仕えていくということです」と抱負を述べた。
JELAでは、月額1000円からの新たな寄付システムを開始し、広く参加を呼び掛けている。寄付について詳しくはJELAのホームページを。