同性愛の非犯罪化を求める提言案が、18日開かれた国連総会本会議で提出された。加盟国192か国のうち66カ国が著名したが、バチカンとアラブ諸国の一部が拒否した。AFP通信が伝えた。
同通信によれば、提言案はアルゼンチンのジョージ・アーギュエロー国連大使によって提出され、「性的指向や性同一性がいかなる状況でも極刑や逮捕、拘束を含む刑罰の根拠とならないよう法的および行政的を含めたあらゆる必要措置を取ることを求める」としている。
同性愛問題を巡ってはキリスト教界でも意見の対立が激しく、米国聖公会は同問題を巡って今月3日、同性愛者の聖職任命などを認めない保守系の新組織「コモンコース・パートナーシップ」(700教会、会員約10万人)が発足し、分裂が公然化した。