神は正義のお方です。世の中は弱肉強食のようであり、まるで強者や勝者が正義であるように映ることがあります。しかし聖書は「主は義によって世界をさばき、公正をもって国民にさばきを行われる」(詩篇9篇8節)と語ります。
なぜ世の中には不正がまかり通っているのでしょうか? いつからそうなってしまったのでしょうか? アダムとエバが罪を犯したことによって、神を捨てて、悪魔を神としたことによるのです。悪魔はこの世の神のように振る舞っています。
この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです。(コリント人への手紙第二4章4節)
悪魔は神を知らない人の思いをくらませて、福音の輝きを覆っています。悪魔はイエス・キリストの十字架と復活によってすでに敗北した敵なのです。悪魔はそれを自覚しています。だから、人がキリストに目が向かないように、躍起になっているのです。
人々がキリストを信じ、救われるならば、悪魔の長期政権の延命はできず、退いていくしかありません。最後まで悪あがきをしているのです。そして、その日がやって来るのが千年王国です。
彼は、悪魔でありサタンである竜、あの古い蛇を捕らえ、これを千年の間縛って(ヨハネの黙示録20章2節)
悪魔は、最後に滅ぼされるのです。一見「正義はどこに行ってしまったのか?」と思えても、神の正義は変わりません。悪魔が最後の悪あがきをしているだけです。
神はすべてを知っておられ、正しく裁いてくださいますので、この方に望みを置き、頼り、生きていきましょう。
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