自分が好きになれないで、周りの友達を見てうらやましがってばかりいる子どもがいました。心の中で、顔がきれいなAさんと入れ替わりたいと考えていました。またある日は、勉強がよくできるBさんと入れ替わりたいと考えました。また違う日には、スポーツがよくできるCさんと入れ替わりたいと考えました。
自分でも好きになれない自分を好きになってくれる人はなかなかいません。だから、友達もなかなかできませんでした。
ある日、トイレの洗面所の鏡で自分の顔を見ました。「あなたは何でそんな変な顔なの? いなくなっちゃえば!!」っと言いました。その時、心の中で「取り替えたくても取り替えることなんてできっこない。あなたはこの世に2人といないんだから!」という思いが込み上がってきました。突然、胸が熱くなり、自分を粗末に扱ったことが申し訳ない気持ちになり、涙が流れてきました。
私は、この思いを与えてくれたのは神様だと思います。聖書には「あなたの神、主は地の面にいるすべての民の中からあなたを選び、ご自分の宝の民とされた」(申命記7:6)と書かれています。あなたも、自分を好きになれなくて苦しんだことはありませんか? この世の中に、あなたと同じ人はどこにもいません。あなたの代わりはいないのです。神はあなたを造り、あなたを宝として見ていてくださるのです。
あなたは大切な無二の存在、愛されています。今日も、素敵な一日でありますように。
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