開催まで残り1週間を切った「ペトロ岐部と百八十七殉教者」の列福式で公開される福者の肖像画が完成した。
肖像画を手掛けたのは、カトリック美術協会員の三牧樺ず子(みまき・かずこ)氏。列福式実行委員会選定部会が昨年春、カトリック信徒の画家7人にデッサン制作を依頼。寄せられた作品の中から、描写力、構成などが評価され同氏の作品が選ばれた。
長崎新聞によると、作品には今回福者となるペトロ岐部ら188人以外にも、高潔な信仰心をしのばせる殉教者たちの姿が描かれているという。原画は50号の油彩画だが、式の際は縦8メートル、横6メートルのパネルに拡大されたものがバックスクリーンに飾られる。
今回日本で初めてとなる列福式は24日に長崎市松山町の県営野球場「ビックNスタジアム」で行なわれる。来場者は約3万人を見込んでおり、今週から会場の用意がスタートした。