日本二十六聖人記念館前館長で神父の結城了悟(ゆうき・りょうご)氏が17日午後、悪性リンパ腫のため長崎市の聖フランシスコ病院で死去した。86歳。
葬儀ミサ・告別式は19日午後1時、長崎市中町1の13、カトリック中町教会で行われる。
結城氏はスペイン出身で、1939年にイエズス会に入会。48年に来日した後、54年に司祭となり広島などで活動。日本二十六聖人記念館が開館した62年から04年までの42年間は同館の館長を務め、78年に日本国籍を取得し改名した。
フランシスコ・ザビエルやキリシタン大名の歴史研究で業績を残しており、24日に長崎で列福式が開かれる「ペトロ岐部と百八十七殉教者」の歴史調査にも尽力した。