旧約聖書に登場する代表的な預言者といえば「エリヤ」と「エリシャ」です。2人は師弟関係から始まり、やがて同労者となりました。エリヤは死を目前にしたとき、エリシャに「あなたは何を願うか?」と聞きました。エリシャは「あなたの霊の2つの分を私に受け継がせてください」と答えました。
エリヤは、「難しい注文をする・・・」と言いながら、同時に「私があなたの元から取り去られる姿を見るならばかなえられよう」と答えました。いつ天に帰るか分からないエリヤを、エリシャはどうやって見ることができるのでしょうか?「だるまさんが転んだ!」のように、「見ぃちゃった、見ぃちゃった」というようなことでは見そびれてしまう可能性があります。唯一の解決策は、エリヤから目を離さないで生き続けることです。
この聖句から学ぶべきポイントは、エリシャがエリヤから目を離さなかったように、私たちはイエス様から目を離さないで生きることです。「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい」(ヘブル人への手紙12章2節)と聖書は語ります。どんなときにも、イエス様から目を離さないで歩んでいきましょう。
しかし、イエス様だけを見ていたら他のものが見えなくなります。富士山とスカイツリーを同時に思い描くことはできないはずです。そんなときは、同時に重ねて見たらいいのです。小さいときに、太陽を見るために下敷きを使って、透かして太陽を見たことを思い出します。イエス様という下敷きを通して物事を見、世界を見るのです。そうしたら、イエス様から目を離さないで生きられますし、イエス様を通して見るものはすべてプラスであり、祝福であり、喜びと感謝にあふれるのです。
ステキな一日でありますように。
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