「横浜のゴスペルのともしびを絶やさない!」――8月10日に無観客ライブ配信を行う日本最大規模のゴスペルイベント「横濱ゴスペル祭2020」の開催費用を募るため、実行委員会がクラウドファンディング(CF)を実施している。目標金額の50万円はすでに達成しているが、「一人でも多くの方々にイベントを知ってもらいたい」と訴え、支援と協力を呼び掛けている。募集期間は7月17日まで。
今年で13年目を迎え、毎年の参加者数は1600人に上る。新型コロナウイルスの影響で各地のゴスペルイベントが軒並み中止となる中、毎年会場として使用していた神奈川県民ホール(横浜市中区)も使用不可に。実行委員会は状況を逆手に取り、通常開催よりもさらに多くの人にゴスペルを届ける機会にしたいと、試聴無料の無観客ライブ配信での開催を決断した。
実行委員会の飯塚冬酒(とうしゅ)さんは、「米国黒人の苦しみにルーツを持つゴスペルは、人々に希望を与える音楽です。どのような苦境にあってもゴスペルは歌うことができる、人々に届けることができるという思いで決定しました。一人でも多くの方に配信ライブを見ていただきたい」と話す。
寄付の額は500円から。1500円以上の寄付者には、金額に応じてオリジナル缶バッジやオリジナルTシャツがリターン品として送られる。オリジナル缶バッジには指定の名前を入れることもできる。
出演予定のアーティストは次の通り(7日現在、順不同)。
高橋篤、TiA、鈴木瑛美子、MARISA、草薙さゆり、塩谷達也&塩谷美和、遠谷政史、三科かをり&佐久間優子 Duo、中山栄嗣、蔵本順、ナガオカ智、眞塩藍咲、MM NON-STOP VOICES。
CFへの支援のほか、当日リモートで参加できるイベントも企画中で、「横濱ゴスペル祭2020」の公式サイトやCFサイトで随時情報を発信していくという。
■ 昨年8月開催の「横濱ゴスペル祭2019」の様子