ブラジル日系キリスト教連盟は10月19日、ブラジル・サンパウロ市リベルダーデ区の中央メソジスト教会で移民百周年記念感謝礼拝を開催した。現地の日系人向け日本語紙「ニッケイ新聞」が伝えた。
同紙によると、礼拝には同市にある同連盟加盟教会の信徒を中心に日系人および非日系人の信徒ら約200人が参加。先人の苦労と努力を偲び100年間の神の導きに感謝を捧げた。
礼拝では、ブラジル福音ホーリネス教団の田名網康三牧師が、詩篇95篇1‐2節を取り出して感謝のメッセージを伝えた。またその中で、40年かけて約束の地カナンにたどりついたイスラエル民族を例に、苦悶の後も祈れば必ず喜びがくる神の御業の偉大さを説いたという。
同連盟は1955年、日系人への伝道促進を目的にブラジル邦人キリスト教連盟として誕生。現在はホーリネス、自由メソジスト、ホザナ福音、アライアンス・キリスト宣教、聖公会、福音ルーテル、ナザレなどの加盟教団を持つ。ブラジルには現在115の日系教会がある。