教会は、いわゆる聖職者のためにあるのではないか。
キリスト教会の主な役目は
- 信徒が成長してしっかりと信仰の道を歩めるよう、良い証し・良い奉仕ができるよう教育すること。
- 非信徒にキリストの福音を宣べ伝えること。そのための人的・物的拠点となるよう、教会を立ち上げること。
信徒と教職者は教会の構成員たる神の民であって、本来は階層がありません。宗教改革の三原則の一つ「万人祭司の原則」のとおり、信徒も教職者も祭司であって、人々が神のもとへ行けるように橋かけをする存在です。従って、教会は教職者のため(教職者が食べるため)にあるのではなく、決してそんなことがあってはなりません。
教会の本質は1)神の民(信徒と教職者)、2)キリストのからだ(キリストを具体的に現すもの、働き)、3)聖霊の御住まい(交わり)であります。
聖職者は上の1、2の目的が達成されるよう、その職務を務めねばなりません。もし聖職者が仮に教会を自分の食や欲の目的にしようとしているなら、その人は失格です。でも、日本の教会はほとんどが小さい教会なるが故に、教職者は質素に、清廉に生き、働いています。
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