献金とは何か、献金はしなければならないものか。
神は、自然の恵みをはじめとして、出自や健康や体力の恵み、能力、才能の恵みを思いのままに与え、その上に、機会とか巡り合わせとか出会いとかを組み合わせ、財・富・地位・名声などを思いのままに与えます。ですから、私たちが自分のものだと思っているあらゆる良い恵みも、元をたどれば神様から頂いたものといえます。
神は・・・あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。(2コリント9:8)
このようにして神は、信徒にも非信徒にも財・富を含めて多くの恵みを分け与えてくださっていますが、献金とは、心ある人がその受けた恵みの一部を(究極的には)神にお返し(おささげ)をしようとするものです。
具体的なささげ先は、信徒の場合はまずキリスト教会である場合が多いでしょうが、特定の伝道活動とかミッションである場合もあるでしょう。また、非信徒の場合は、例えばNGOの行う人道支援事業とか慈善事業の場合もあるでしょう。この意味でした献金はすべて尊いものです。
ただし、献金は惜しみながらするのではなく、好意に満ちたささげ物としてすることが大切です。聖書の中でこう書かれています。
少しだけ蒔く者は少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛してくださいます。(2コリント9:6、7)
献金は、しなければならないものではありません。しかし、神は喜んでささげる人を愛してくださいます。その人にあらゆる恵みをあふれるばかりに与えてくださいます。義の実を増し加えてくださいます。「足りない」「足りない」の心ではなく、「もっと欲しい」という心ではなく、満ち足りた気持ち、神への感謝の心に満たされるようになります。
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