1年半ぶりに新曲を発表した米人気歌手セレーナ・ゴメス(27)が新曲リリース後、イエス・キリストと交わした深い対話について語った。
ゴメスは10月22日、切ない別れを歌ったバラード調の新曲「Lose You To Love Me」を発表した。ユーチューブで公開された新曲のミュージックビデオ(MV)は、わずか公開10日間で、すでに1億回に迫る勢いで再生回数を伸ばしている。
歌詞には、自身のジェットコースターのような恋愛感情が描写されている。一方、「自分自身を見つけるため、別れなければならなかった・・・自分自身を愛するため、あなたを嫌いにならなければならなかった」「2カ月であなたは私たちの代わりを見つけた」などと歌っていることから、一部では元恋人のジャスティン・ビーバーとの関係を歌っているのではないかとする臆測も流れている。
そんな臆測をよそに、ゴメスはMV公開後、自身の信仰に関する少し長めのコメントをツイッター(英語)に投稿した。
「私は文字通り身を横たえて、イエス様に感謝しています。私の父(なる神)は、私を連れ出して、まさに私がいるべき場所に置いくださいました」
さらにゴメスは、イエスからの語り掛けと思われる言葉を投稿した。
「主は私に言われました。『セレーナ、今いるところに留まりなさい。あなたが傷つくとき、私も傷つく。あなたが泣くとき、私も泣く。しかし、私は絶対にあなたのもとを離れない。私と共に頑張ろう。私と共に歩もう。そして、私がどうするか見ていなさい』」
「主はいつも私を驚かせます。そのたびごとに私は、主と恋に落ちます。最悪だったときも、ひどく心が痛んだときも、私はひざまずいて祈ることを決してやめませんでした。私が求めるのは、私に必要なのは、主の愛だけだから。敵は私の心を引き裂こうとしている。分かるでしょ。でも、そんなことは起こらないの。それは今日起こらないし、次の日も起こらない」
ゴメスはこれまでも、自身のキリスト教信仰を大胆に語ってきた。ゴメスはヒルソング教会に定期的に出席する著名人の一人で、2017年に開かれた同教会主催の集会では、有名であるが故にのしかかるプレッシャーについて語っている。
一方、ゴメスは難病の全身性エリテマトーデス(SLE)を患い、治療のため肝臓移植手術を受けたり、闘病生活により精神的バランスを崩し、精神科病院で治療を受けたりしてきた。翌23日にリリースした別の新曲「Look At Her Now」では、自身に重ね合わせるように、困難を乗り越えることでさらに力強くなっていく女性の姿を歌っている。
ゴメスは最近、お気に入りの歌手としてクリスチャン歌手のローレン・デイグルの名前を挙げた。デイグルが新曲「レスキュー」を歌う動画をインスタグラム(英語)に投稿し、「この娘(こ)は、まるで太陽みたい。この娘には油注がれたものがある。声も歌詞もメロディーも、燃え上がるよう。あなたと、あなたの音楽は祝福そのもの」とつづっている。
率直に信仰を語るゴメスだが、一部では非難する声もある。9月には、妊娠中絶の権利に賛意を示すアクセサリーを身に付けてテレビに出演したことで、批判を招いた。