【CJC】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が4日、バチカン(ローマ教皇庁)を訪問し、ローマ教皇フランシスコと会談した。バチカンによると、内戦が続くシリアなど中東でのキリスト教徒の保護やウクライナ、ベネズエラ情勢のほか環境問題などについて協議した。
プーチン氏は教皇にロシア正教会の聖像画を贈呈した。教皇はバチカンの風景を描いた版画をプーチン氏に贈り、バチカンへの再訪を求めた。会談についてプーチン氏は「非常に本質的で興味深い内容だった」と評した。
プーチン氏の遅刻により、教皇との会談は予定より約1時間遅れて始まり、約55分間にわたって行われた。プーチン氏が教皇と会談するのは3度目だが、2013年の会談では50分、15年の会談では1時間以上遅刻した。
プーチン氏は同日、イタリアも訪問し、セルジョ・マッタレッラ大統領やジュゼッペ・コンテ首相と会談し、夕食会の後、帰国した。