黒い袖なしシャツにレーザーベスト、肩には入れ墨という男がバイクに乗りながら、「日曜日は教会へ行こう」と呼びかける。米国でバイクに乗った伝道師が増えているという。産経新聞が米紙「USA TODAY」の情報として伝えた。
同紙で紹介されるバイク伝道師の1人、ジョー・ドレーク氏はバイク伝道をする「バイカーズ・フォー・キリスト」のテネシー州中部支部の幹事。90年代前半、ドレーク氏は会社には勤めてはいたものの、生活は荒れ、結婚生活も不調。「コカイン中毒だったし、ビールを1ケースか2ケースも飲んでいた」と過去の罪を告白する。
バイカーズ・フォー・キリストには約250人の伝道師が所属。米サウスダコタ州で44万人を集めて開催されたオートバイ・ラリーにも参加し、ライダーたちと宗教についての対話を深めたという。