【CJC】米公民権運動の黒人指導者ジェシー・ジャクソン牧師(76)が17日、パーキンソン病にかかっていることを公表した。
AFP通信などによると、ジャクソン氏は、米国の公民権運動を主導した故マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師と共に働いたことがあり、現在は米シカゴの非営利団体の責任者を務めている。しかし病のため「日常の決まりきった仕事をすることも難しくなってきている」という。
ジャクソン氏は「家族と私は約3年前に変化に気付いた。しばらくは仕事を中断して医師にかかることに気が進まなかった」と述べている。
パーキンソン病と診断されたのは2015年で、ジャクソン氏の父親もこの病気にかかったという。診断後、病気の進行を遅らせる理学療法や回顧録の執筆に取り組んできた。
ジャクソン氏は、今回の公表がパーキンソン病について理解を深める機会にしたいとも述べている。
パーキンソン病は原因が今なお不明の難病で、根本的な治療法も確立していない。患者は世界に700万~千万人と見られている。ボクシングの故モハメド・アリ氏や先々代のローマ教皇、故ヨハネ・パウロ2世も患者だった。