米シカゴ郊外にあるメガチャーチ、ウィロークリーク・コミュニティー教会は14日、創立者のビル・ハイベルズ主任牧師(65)が来年10月に引退し、男女2人の牧師を後任者として発表した。
毎週2万人以上が礼拝に参加する同教会を新たに導くのは、ヘザー・ラーソン氏(42)とスティーブ・カーター氏(38)の2人。これまで幹部牧師として仕えてきたラーソン氏は主任牧師に、教育担当牧師を務めていたカーター氏は教育主任牧師となる。
1975年に同教会を創立したハイベルズ氏は、来年10月に主任牧師を辞任するまで、2人の後継者を指導し、その後は創立牧師となる。2人の新しい指導者を歓迎し、次のように語った。
「その資質が認められ、尊敬されている2人の指導者を歓迎します。彼らは私たちの教会の価値観を受け入れており、彼らに与えられた素晴らしい賜物(たまもの)と能力に合った役割を担うのです。スタッフと会衆はこれまで、彼らのリーダーシップに熱い視線を注いできました。私たちが前進していくとき、この2人を指導者とする新しいモデルがウィロークリーク教会の繁栄の助けとなるとまったく確信しています」
ラーソン氏は約20年前にウィロークリーク教会のスタッフに加わった。主に教会の慈善事業の分野で活躍し、国内外のさまざまな働きでリーダーシップを発揮。5年前から幹部牧師を任されていた。
「彼女は、与えられたすべてのリーダーシップの役割において成功しています」。ハイベルズ氏はヘザー氏を評価し、「彼女の非の打ちどころのない性格と影響力のあるリーダーシップの能力は、彼女を私が知っている最高の教会指導者の1人としています」と言う。「ウィロークリークの全教会の主任牧師という新しい役割において、彼女は私たちの教会を、神が行かせたいと望んでおられるところへ、素晴らしい未来へと間違いなく導き続けると確信しています」
ハイベルズ氏から15年間にわたって指導を受けてきたカーター氏は、5年前に教会の教育チームに加わった。ウィロークリーク教会に来る前は、カリフォルニア州とミシガン州の教会で経験を積んでいる。
ハイベルズ氏は、スティーブ氏の「教育に対する純粋で真性な賜物」と「人々に向かう深い愛」を称賛する。「彼は私がこれまで一緒に働いてきた人の中で、最も賜物が豊かなコミュニケーターの1人であり、私たちの教会の価値観を受け継いでいる人です」
ハイベルズ氏は主任牧師を退いた後も同教会の働きに携わり続け、同教会から生まれた国際的なキリスト教団体である「ウィロークリーク協会」(WCA)と、WCAが世界130カ国で開催している「グローバル・リーダーシップ・サミット」(GLS)にさらに力を入れていくとしている。