長崎県南島原市の原城図書館で15日から、特別展「原城落城のときー禁教・潜伏への道のりー」が行われている。3月20日まで。同市の原城には島原の乱(1637~38年)で一揆軍が立てこもり、天草四郎以下数万人が戦死した。現在は国の史跡に指定されている。
南島原市と西南学院大学(福岡市)博物館の連携特別展で、島原の乱に参加した武士の記録や、禁教下、信仰を守り続けた潜伏キリシタンの姿を伝える史料など25点が展示される。
四郎の首を取った熊本藩の陳佐左衛門(じんさざえもん)などの戦功をしたためた書状や、島原藩の家臣に踏み絵をさせた記録である「宗門改影踏帳」などの貴重な1次資料が展示される。
日時:2017年2月15日~3月20日
場所:島原市原城図書館
南島原市南有馬町乙1314番地1
電話:0957・73・6767
開館時間:午前10時~午後6時
入場無料