「そして、さらに多くの人々が、イエスのことばによって信じた」(ヨハネ4:41)
ジェームズ・ローガン氏は、アメリカ連邦議会議員として国に仕え、司法委員も務めたクリスチャンです。彼のワシントンへの道は平坦ではありませんでした。母親は10代の頃、バーテンの男に妊娠させられ、生まれたのがジェームズです。バーテンは妊娠の事実を知ると直ぐさま彼女を捨てました。母親には彼を育てる経済力は無く、彼は祖父母に育てられました。
母親の所に戻った頃、母親はアルコール依存症の男と結婚していました。間もなく離婚、そんな環境に育った彼は、高校を中退します。そして、麻薬の売買、拳銃強盗などの問題を起こす連中といつも付き合っていました。
しかしジェームズは、かつて祖父から物事の善悪と、目標を持ってそれに向かうことの大切さを教わっていたので、意を決して学校に戻り、大学へ進みます。そしてロースクールで学び検察官となり、州議会議員、判事、連邦政府議会議員として国に仕えます。
ある日、彼はエレベーターの中で出会ったクリスチャンの女性に導かれてクリスチャンになります。その後、その女性と結婚します。
ジェームズ・ローガン氏は、自分の人生を大きく変えた、前向きに生きることの素晴らしさや信仰の力について伝えるために、自分の半生を本にしています。
彼の人生を通して、キリストと出会ったときに与えられる5つの変化について教えられます。
1. 金銭に対する価値観が変わる
今、多くの人はお金の奴隷になって、お金のためなら何でもするような風潮があります。しかし、キリストを信じるとき、与える喜びを知ります。「受けるより与える方が幸いです」というイエス・キリストの言葉を実感するようになります。
2. 追求すべき目標が変わる
自分の利益だけを追求する生き方から、人々を助け、神の栄光を現すような目標を持つ生き方へと変えられます。
3. 物事の見方が変わる
物事の見方が否定的なものから、肯定的なものへと変えられます。「すべてのことについて感謝できる」ようになります。「すべてのことが益に変えられる」と信じられるようになります。従って、人生のあらゆる出来事に対して前向き、肯定的、創造的な態度を取ることができるようになります。
4. 性格が変わる
物事の見方が変わると、当然性格が変えられていきます。救われた魂は、キリストの人格を徐々に映し出すようになっていくのです。
5. 人格が備わる
キリストに従うとき、人格が築き上げられます。人格は性格とは違います。人格とは、文化や周囲の価値観に影響されない確信です。確信がある人は、人の言いなりになって利用されることはありません。自分の足で立ち、自分で判断するようになります。その確信は、神の言葉である聖書の教えに基づくものです。
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