兵庫県南あわじ市の市立小学校に勤務する50代の男性校長が、同校内にある女性教諭用の更衣室に、盗撮目的でカメラを設置した疑いがあるとして、警察が捜査している。校長は神戸市教育委員会の調査に対し、カメラが自身の所有物であることを認めているという。神戸新聞などが伝えた。
同紙によると、女性教諭が更衣室内にカメラがあることに気付き、市教委に報告。校長は市教委による調査の後、自ら警察に連絡したという。市教委は8日、保護者に対し、「校長が不祥事を起こした。警察が捜査中」と説明している。
カメラが見つかったのは7月で、産経新聞によると、荷物の中に隠すように入っていたという。また、朝日新聞によると、校長は市教委の調査に対し、カメラが自身の所有物であることだけではなく、盗撮目的で設置したことも認めている。
警察は、カメラの記録内容を確認するなどし、建造物侵入や兵庫県迷惑防止条例違反の容疑で捜査を進めている。
MBSによると、校長の年齢は55歳。カメラを見つけた女性教諭とは別の教諭の証言などから、カメラを設置した人物として校長が浮上したという。