6・5全国総がかり大行動実行委員会の主催と、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の呼び掛けにより、5日(日)午後2時から、国会正門前ステージや農水省・霞が関郵便局ステージ、日比谷公園かもめの広場ステージで「明日を決めるのは私たち―政治を変えよう6・5全国総がかり大行動」が開催される。また、午後2時半に全国で一斉パフォーマンスが行われるという。
「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の関係者によると、非暴力によるこの行動では、政党や市民の代表者らがスピーチを行い、昨年8月30日に行われた「戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行動」と同じかあるいはそれ以上の規模の行動を目指しているという。安倍政権が改憲を目指す中で、7月10日に投開票が行われる参議院選挙を前に、大規模な行動になることが予想される。
「戦争を可能にする法律を廃止し、格差・貧困をひろげ、命をないがしろにする政治は変えましょう。6月5日。市民が立ち上がり、戦争法廃止、安倍政権退陣で、私たちの未来をきりひらきましょう」と、この行動のチラシには記されている。
この行動に参加する「宗教者九条の和」事務局の武田隆雄氏は1日、本紙からの問い合わせに対し、この行動で宗教者が集まる場所は(国会)「正門前だと思います」とメールで伝えた。
同委員会のチラシによると、この行動では肖像権保障エリアを国会正門南側に設けるとしている。
同委員会はこの行動で、国会だけでなく、全国各地での同時行動を呼び掛けており、それについての連絡を受けた所については、その場所を地図(グーグルマップ)に示している。一方、「日本全国デモ情報」などにも関連の情報が掲載されている。
なお、カトリック教会や日本聖公会、日本バプテスト連盟憲法アクション、平和を実現するキリスト者ネット(キリスト者平和ネット)や宗教者九条の和などの団体や個人のクリスチャンも参加している、同委員会の「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」は、署名者数がすでに1200万人を超えた。5月19日にその一部が国会と首相宛てにいったん提出されたものの、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」はそれを6月30日まで継続するとしている。
6月5日のこの行動のチラシや会場、カンパや統一署名など、詳しくは、同委員会のホームページで。