昨年11月、自宅に侵入した者によって頭部を撃たれ死亡したアマンダ・ブラックバーンさんの夫である牧師が、自分は彼女を殺害した者を赦(ゆる)したこと、またその信仰を彼らと分かち合いたいことを明かした。
以前彼の牧師だったペリー・ノーブル氏とのインタビューで、デイビー・ブラックバーン氏は、妻の死後、「私が気付いたのは、赦しは感情ではないということです」と語った。
「私は、彼ら(アマンダさんを殺害した犯人)を赦したとは感じたことはありませんし、感じることもないでしょう。私が気付いたのは、赦しは決断だということです。そして、それはただ1回の決断ではないということです。日々の決断なのです」
彼はこう続けた。「私がすべきことは、イエスがこの全てを手のうちに収めてくださると信頼することだけです。十字架は瞬間のことを書いた一文です。死の影の谷です。イエスの弟子は皆、立ち上がって『私たちは復讐しなければならない、報いを返さなければならない』と言うこともできたはずです。復活は、神が私たちよりもはるかに優れた復讐者であることを示しています。神はそこに命をもたらし、死をもたらすことはありません」
インディアナポリスでレゾネート教会を牧会するブラックバーン氏は、「狂っているように聞こえることも分かっています。そして率直に言って、神の恵みを離れて、どのように私がそれをするのかは分かりません。しかし、私は本当に、彼らと福音を分かち合う機会を得られればと願っています」と語った。
アマンダさんは昨年11月10日に銃で撃たれ、病院で死亡した。妊娠12週だった。ラリー・テイラー、ジェイレン・ワトソン、ディオノ・ゴードンの3被告がアマンダさん殺害容疑で起訴されている。