大阪府茨木市松下町の工場跡地で14日朝、制服を着た女性の遺体が見つかった。女性の遺体は、高さ約30メートルのクレーン車の近くで倒れており、警察は女性がクレーン車から転落して死亡した可能性が高いとみて、事件と自殺の両面で捜査している。時事通信などが伝えた。
同通信やTBSによると、茨木市松下町の工場跡地で作業していた男性が女性の遺体を発見し、午前6時20分ごろ、110番通報した。遺体の女性は高校の学生証を持っており、現場から約150メートル離れた場所では、高校3年生の生徒のものとみられるカバンが見つかっているという。
同通信によると、遺体に目立った外傷や着衣の乱れはなく、遺書も見つかっていない。産経新聞によると、現場は建築資材の鉄板が敷き詰められており、女性はその上にうつぶせの状態で倒れていた。工場跡地は高さ約1メートルの柵で囲まれており、前日13日午後5時ごろには異常はなかったという。