人には、それぞれ誰にも相談できない悩みがあるのではないでしょうか? 誰かに話せたら悩みが半減するのに、言えないばっかりに苦しみが倍増します。しかし、誰彼にでも話せばよいというものではありません。言った相手が優しく受けとめてくれなかったり、それに対して批判したり、噂話にされてしまったとしたら、悩みは倍増します。
「言いたいのに、言える人がいない・・・」。身近な家族、妻や夫、子どもや両親に言えるでしょうか? 近いだけに、悩みを打ち明けることはかえって難しいこともあります。悩みに耐えながら、孤独で生きていくのか? 悩みを見て見ないふりするか、悩みにフタをして忘れるのがいいでしょうか?
悩みを過大視し、現実逃避する人もいます。反対に、責任を取ろうとして、ストレスがたまって体調が悪くなる人もいます。現実逃避タイプの人は胃潰瘍(かいよう)になりやすく、責任を取ろうとするタイプの人は心筋梗塞にかかりやすくなります。悩みの過大視は精神的にもよくありません。うつ病になったり、人を攻撃したり、自分を攻撃するようになります。解決はありません。
鬱積(うっせき)したものは誰かにぶつけたり、担ってもらったりすることで心が軽くなり、癒やされるものです。怒り、憎しみ、怨念(おんねん)など、あなたの苦しみを背負って十字架で死なれたイエス・キリストのもとに降ろしませんか?
1. 声に出して祈る
2. キリストの十字架を描いて、そこに持っていく
3. 神に丸ごと預けて、背負っていただく
これが根本的な解決ですが、他の方法はないか? と聞かれたら・・・信頼のできる人に、心を打ち明けて聞いてもらうことですね。
1. カウンセラーなどの専門家
2. 牧師などの宗教家
3. 親友
4. クリスチャンの友達
「ですから、あなたがたは、互いに罪を言い表し、互いのために祈りなさい。いやされるためです」(ヤコブ5:16)
くれぐれも、批判的な人や口の軽い人ではなく、親友や専門家などに話すことをお勧めします。かえって悩みが増えてしまうからです。
最後に、お祈りをしましょう。「神様、私はあなたが必要です。私の心に今来てください。そして、私の心を打ち明けますので聞いてください。イエス様のお名前で祈ります。アーメン」
今日もよいことがたくさん起こりますように。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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