知らず知らずのうちに、私の魂の領域をむしばみ、体を病ませ、私の大切な家族の絆や仕事の夢、将来の希望を奪っていった信仰とは・・・!?
ズバリ! 「天と地の法則」なる「墓信仰」でした!
「天に理が有るならば地にも理が有る」と説き、イエス・キリストや釈迦の時代は「心の教えと心の法則」だけで救われたが、今の時代「地の教えと地の法則」を伝えていかなければ、この世がダメになってしまうということでした。
「地」とは「墓地」を指し、自分の血のつながった先祖の墓参りをしっかりすることで、元気をもらい、家庭も仕事もうまくいく! 「墓参りこそ、幸せになる原点!」と言われました。墓や遺骨を重んじ、大切にする日本人にとっては、抵抗感も少なく、受け入れやすい教えだったかもしれません。
教祖曰く、そんな元気の素が詰まったお墓は、どんなことがあっても建て替えたり、移動させたりしてはならない。なぜなら、いじってしまうことで、先祖から子孫へと流れる大切な「気」が抜け出し、やがて途絶え、巡らなくなり、全ての物事も巡らなくなり、結果、病気やけが、事故、離婚、破産などの不幸が起きていく。だから、お墓は、どんなに朽ちても欠けても、そのままにしておかねばならないと。
今の時代、墓を移動したり、見栄えで建て替えたり、土地が無いから、安いからとマンションタイプの納骨堂に入れ、地に骨を帰さなかったり、揚げ句に散骨したりと、墓の重要性を軽んじ、地を乱す人が増えてきた。だからこそ「地の法則」を説く必要があるのだということでした。
そして必ず、両親それぞれの先祖の墓参りをすること。なぜなら、人間の体は母体で初め一本の棒(脊髄)ができ、そこに右から父方のプラスの気、左から母方のマイナスの気が入って引き合い、渦を巻きながらだんだんと人の形が出来上がっていく。
よって、右側が父方、左側が母方の影響を受けていることになるから、左右バランスよく気の流れを良くするためには、両親それぞれの先祖のお墓をお参りする必要があるのだと教えられました。
ですから、例えば「左が調子悪い」と思ったら「母方の墓で何か起こっているはずだから、まずお参りしてきなさい」と、病院よりまずは墓参りに行くことを勧められました。墓がちゃんとしていなければ、医学でどんな治療をしても、根本的に治すことはできず、そればかりか、薬浸けにされ、手術であちこち切られまくり、悪くなるばかりだと言われました。
先祖の墓参りをし、しっかり清めて「気」をつなげ、そして仕上げに教祖の手を通して宇宙から流れて来る「波動」を体に充電してもらう。結果、病が癒えたり、傾いていたビジネスが立て直されたり、嫌悪だった夫婦仲が回復されたりと、いろいろな奇跡の恵みが得られると言われたのです。
特に、激しく墓をいじられてしまった人は、切れた「気」をつなげるため、必死で何度も墓参りをしていました。それは1カ所や2カ所で済まないことが多く、人によっては10カ所かそれ以上にもなり、また墓を移動された人たちは、元あった跡地まで清めに行かなければいけませんでした。
墓=死=悪魔に縛られた人生を送っているとは知らず・・・。私も洗脳されていた22年の間にどんどん増え、気付けば7カ所の墓を回っていました。
また、こんなことも言われました。「神ではないマイナスの気が届けられている物を持たない。またそういう場所に行ってはいけない」と。それは、救われていなかった当時の私を、さらにイエス様から遠ざけるものでした・・・。(つづく)
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