私たちは、自分の考えている内容をいちいち自覚していないことが多いと思います。さながら、呼吸を無意識でやっているようなものです。
心は、絶えず何かを考えているのに、自分が何を考えているかを忘れていないでしょうか?
呼吸なら自覚しなくても無意識で続けられますが、考えを自覚しないと、いろいろな心の問題が発生します。恐れ、ストレス、葛藤、怒りなどです。
何も腹を立てる理由もないのに、腹を立てることがあるでしょうか? 悲しくないのに、涙を流すことがあるでしょうか? ストレスも感じないのに、ストレスに押しつぶされることはないはずです。
人が不幸を感じたり、腹を立てたり、ストレスを感じるのは、自分の考えと深い関わりがあります。
否定的・消極的・破壊的な考えが存在するはずです。
今日、もし不幸だと感じたり、腹を立てたり、ストレスを感じているとしたら、自分が何を考えているかに、耳を傾け、意識を集中してみてください。
「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る」(イザヤ30:15)
心に耳を傾けたら、同時に神に目を向けて、祈ってください。全ては逆転し、不幸は幸せに、怒りは思いやりに、ねたみは愛に、ストレスは爽快な気分に変わってしまうはずです。
自分が今何を考え、どのように感じ、思い巡らしているかを知ってください。知ったならば、祈ることによって心を変えることができます。今日も、幸せな一日でありますように。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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