愛知県田原市に住む無職・杉原秀正さん(38)が10日、隣の家の犬に殺虫剤をかけたソーセージを食べさせたとして、逮捕された。日本テレビなどが伝えた。
日本テレビや読売新聞によると、杉原容疑者は6日午後2時50分ごろ、隣の家に住む男性(46)が飼う犬に粉末状の殺虫剤をかけたソーセージを食べさせた疑いが持たれている。同紙によると、犬は雌の4歳で中型。ソーセージを食べた後、中毒により全身がけいれんしたが、男性の家族が気付いて獣医に診せたため、死ななかったという。
一方、日本テレビによると、杉原容疑者は石や氷を投げるなど、約10年前から男性宅に嫌がらせをしていたという。
また、先月10日には、近所で猫2匹、犬1匹が死んでいるのが見つかっている。ともに青色の付着物が混ざった餌を吐き出して死んでおり、警察はこれらについても杉原容疑者が関与していないか調べている。
同紙によると、杉原容疑者は隣の家の犬について、苦情のような内容をインターネット上のサイトに書き込んでいたという。
一方、同紙によると、杉原容疑者の逮捕容疑は器物破損。刑法では第261条(器物破損等)で、「(中略)他人の物を損壊し、又は傷害した者は、3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料に処する」と定めており、法律上はペットなどの動物も「物」に該当するという。