指定暴力団「山口組」のナンバー4とされる「本部長」の立場にある山口組直系暴力団「大原組」の大原宏延(本名・尹光煕=いん・こうき)組長(69)と大原組長の元妻(66)が27日、暴力団関係者であることを隠して高級車を購入したとして詐欺容疑で逮捕された。国内主要各紙が伝えた。
朝日新聞などによると、大原容疑者は2014年8〜9月、暴力団関係者との取引を拒否している大阪市内の自動車販売会社で、暴力団関係者であることを隠すため、元妻名義で契約。新車の高級車を購入した疑いが持たれている。
大原容疑者は、車を購入したこと自体は認めているが、「組員でないと誤信させたかどうかは分からない」(同紙)と容疑の一部を否認している。一方、元妻は容疑を認めているという。
毎日新聞によると、大原容疑者は購入した車を、神戸市灘区にある山口組の総本部への移動などで使っていたという。大原組は大阪市生野区に本部を置く暴力団。