長野県軽井沢町の国道18号で15日未明、バスが崖から転落し、これまでに14人の死亡が確認された事故で、バス会社「イーエスピー」の山本崇人営業部長は同日、東京都羽村市にある同社で取材陣の取材に応じ、「ご遺族の方に何とお詫びしていいか。申し訳ない気持ちでいっぱいです。すいませんでした」と語った。日本テレビが伝えた。
日本テレビや毎日新聞がイーエスピーの話として伝えたところによると、事故を起こしたバスの運転手は、勝原恵造さん(57)と土屋廣さん(65)の2人。事故当時、どちらが運転していたかは不明。いずれも死亡が確認された。
山本営業部長は、2人の病歴・違反歴については「ないと把握しています」と話している。また、出発前の点呼時も健康状態に問題はなかったという。NHKによると、いずれも運転経験が10〜15年はあるベテランだったという。
一方、日本テレビやNHKが国土交通省の話として伝えたところによると、イーエスピーは事故2日前の13日、運転手の健康状態を把握していなかったとして、関東運輸局から所有するバスのうち1台の運行停止を命じる行政処分を受けていた。また、貸し切りバスの経営許可も2014年4月に受けたばかりだったという。