海外でイエス・キリストに出会った日本人クリスチャンたちがキリストの使者として日本に帰国する前に、彼らを「equip」する(備える、整える:エペソ4:12)ことを目的とした「イクイッパー・カンファレンス2007」が27日から始まる。今年のテーマは、「one m.o.re 〜ministory of reconciliation〜 あなたに託されたもの」。キリストによって神との和解を与えられた参加者一人ひとりが、それぞれに与えられた「m.o.re=ministory of reconciliation」(和解の務め)を探すため、08年新年のカウントダウンまでの5泊6日を過ごす。
今年の主要講師は、国分寺バプテスト教会主任牧師の米内宏明氏、キリスト者学生会(KGK)総主事の安藤理恵子氏、韓国トーチトリニティ神学大学院宣教学部長・チャプレンの高見澤栄子氏、カルフォルニア州サンフェルナンドバレー・ホーリネス教会日本語部牧師の鍵和田哲男氏の4人。米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のカルバリー・チャペル修養会施設で行われる6日間、計8つの全体集会、4つのワークショップ、その他スモールグループに分かれての活動など様々なスケジュールが予定されており、各集会で様々な講師が参加する。
同カンファレンスは97年、帰国していく海外の日本人クリスチャンを、日本でも神の愛、赦しを伝えられるように励まし、主の働きのために整えるための修養会を開催しようというビジョンで始まった。第1回目は、米ワシントン州シアトルで、中野雄一郎氏をメインスピーカに招いて開催。その後、98年は「収穫の地へ、さあ今!」をテーマにアーサー・ホーランド氏を、02年には「この喜びを祖国へ」をテーマに新改訳聖書翻訳者の一人、内田和彦氏を招いて開催。今年で10年目、8回目の開催となった。
カンファレンスでは開催地から遠く離れているため、経済的問題でカンファレンスに参加できないということがないように、カンファレンス参加のための献金を募るファンドレイズをサポートしたり、参加費の一部を負担する奨学金を用意。これまで、多くのクリスチャンが参加し、力を受けてきた。
開催中はほぼ毎日、朝と夕に参加者全員が集まり、メッセージを聞き、賛美し、祈り、証する全体集会が行われ、バイブルスタディなどスモールグループによる活動が行われる。また、ワークショップでは「天国と極楽、どう違う?」、「力が湧いてくるデボーションの持ち方」、「職場でクリスチャンとして生きる」「当たって砕けろ、リーダ!」「創世記って本当なの?―全ての始まり―」など40以上のグループが用意され、この他、「帰国者プログラム」「男女別集会」「日本地域別集会」「海外地域別集会」など様々な形の集まりが予定されている。