【CJC=東京】米カリフォルニア州の議会が、安楽死や尊厳死をめぐる「死ぬ権利」法案を賛成多数で可決した。ジェリー・ブラウン州知事が法案に署名すれば発効する。
法案は、2014年11月、末期の脳腫瘍と診断され、カリフォルニア州から、尊厳死が合法化されているオレゴン州に移住したブリタニー・メイナードさんの死がきっかけとなって提出された。メイナードさんはインターネット上に動画で尊厳死を予告する映像を公開し、実行した。
同州下院では法案を賛成43、反対34で、州上院でも賛成23、反対14で可決した。
カリフォルニア州で法案が発効されれば、「死ぬ権利」を認めるのは、モンタナ州、オレゴン州、ワシントン州、バーモント州、ニューメキシコ州に続いて6番目となる。