【CJC=東京】ロシア西部サンクトペテルブルクで、建物の正面に飾られていた100年の歴史を持つ悪魔メフィストフェレスのレリーフ(浮き彫り)が破壊される事件があり、市内で8月30日、千人以上が集まって抗議デモが行われた。AFP通信が報じた。
「サンクトペテルブルクのコサック」と自称する正体不明の集団が犯行声明を出しており、警察は宗教的動機に基づいた破壊行為とみて捜査している。
「サンクトペテルブルクのコサック」は、公開書簡でレリーフについて「あからさまな悪魔崇拝」を奨励しており、教会の教義に反するため容認できないと主張している。ただ、市内に昔からある複数のコサック組織は、この集団を知らないと述べている。