30日(日)午後2時から国会周辺で行われる安保関連法案に反対する大規模行動で、キリスト者は国会正門前ステージか、日比谷公園の霞門サブステージに集合するよう、仏教者やキリスト者などによる平和運動団体「宗教者九条の和」が公式サイトで呼び掛かけている。この大規模行動は、国会周辺では10万人、全国では100万人規模の動員を目指している。
宗教者九条の和によると、国会正門前ステージでは、キリスト者や念仏者、題目などの宗教者ののぼりが立っているという。当日はかなりの混雑が予想されることから、「各宗派・教派ののぼりのもとにお集まりください。ただし早めにご集合されないとたどり着けません」と呼び掛けている。
また、弁護士会館付近の日比谷公園霞門サブステージには、キリスト者ののぼりが立っているという。国会正門前からは直線距離で600メートルほど離れているが、「国会正門前にたどり着けない方は、ここにご集合ください」としている。
さらに、その他4カ所の宣伝カーステージもあるという。国会正門前や日比谷公園霞門の各ステージにたどり着けない場合は、その他のステージや場所で無理をせず、祈り、行動するよう呼び掛けている。
国会議事堂前や永田町の各駅は警察の規制が入る恐れがあるとして、地下鉄霞ヶ関、桜田門の各駅の利用を勧めている。また、トイレは各駅で済ませ、水分は各自持参し、熱中症などの暑さ対策を万全にするよう呼び掛けている。
なお、9月17日(木)には月例の「平和をつくる宗教者ネット」の行動を予定しているという。また、宗教者九条の和による「戦争法案に反対する宗教者・門徒・信者緊急アピール」の賛同者は27日現在で3千人を超えており、「さらに集約にご協力ください」と求めている。
28日の呼び掛け文では、「共に連帯し、お力を合わせ、8月30日を日本の平和と民主主義にとって歴史的な日となるようがんばりましょう」としている。
また、主催者は国会周辺の他に全国各地でも100万人規模の行動を呼び掛けていることから、30日に各地の宗教者の行動があれば連絡してほしいとしている。当日の連絡先など詳しくはこちら。