詩画作家・星野富弘さんの作品を展示している富弘美術館(群馬県みどり市)は、みどり市教育委員会と「第3回富弘美術館詩画の公募展 絵と言葉の共演―新しい詩画の世界―」を共催し、絵と言葉(詩文)を一つの画面に収めた詩画作品を募集している。
この公募展は、絵が言葉を生かし、言葉が絵を生かす画文一体の「詩画」を、現代芸術の新たな表現形式として広く一般に普及させることを目的に実施されている。教員時代の事故で手足の自由を失うという自身の体験から、独自の詩画世界を生み出した星野さん。その作品に見られる「いのちの尊さ・いのちの輝き」を表現した詩画を募集し、優秀作品を顕彰する。
一人一人の体験や感性から生まれた絵と言葉を、一つの画面に組み合わせたものであれば、テーマは自由。言語は日本語のみ。用紙の大きさは、F4サイズ(332ミリ×242ミリ)、画材(水彩、顔料、アクリル、クレヨン、墨など)は自由。ただし、油彩は不可。応募は1人1点まで。詳しくは、応募要項を参照。応募受け付けは、9月30日(水、当日消印有効)まで。
審査委員長は、小澤基弘教授(埼玉大学教育学部)が務め、星野さんら合計6人の審査委員が作品を選考し、大賞(富弘美術館賞)1点、優秀賞2点、奨励賞3点、入選74点を選ぶ。発表は11月上旬を予定しており、12月5日(土)に同館ロビーで表彰式が行われる予定。入賞者には賞状と副賞が、入選者には入選証が贈られる。
公募展に関する詳細・問い合わせは、同館公募展作品受付係(電話:0277・95・6333、メール:[email protected])まで。