日本キリスト教会第57回大会が10日から12日までの3日間、東京・新宿区の柏木教会で開催され、議長に南純教師、書記に松田真二教師が選出された。また、憲法改正の建議案が可決され、日本キリスト教会憲法第2条3が改正された。約200人が出席した。
改正された内容は以下の通り。
(日本キリスト教会憲法第2条3)日本キリスト教会は、その信仰告白として、1953年10月第3回大会において告定され、1985年10月第35回大会において一部改正された「日本キリスト教会信仰の告白」【、および2006年10月第56回大会において採択された「日本キリスト教会信仰の告白(口語文)】を保有する。この信仰の告白は、使徒信条、ニカイア信条、ハイデルベルク信仰問答、ウェストミンスター信仰告白、1890年に制定された日本基督教会信仰の告白に言い表されている信仰を継承している。 (【】部分のみ変更)
日本キリスト教会は、51年春に日本基督教団から離脱した39の教会・伝道所が、3つの中会(プレビステリー)を形成し、同年5月、旧日本基督教会の信仰告白と憲法規則を継承し、その名称を踏襲して始まった。信仰的には改革教会、教会制度上は長老教会の伝統を受け継いでいる。現在、139の教会・伝道教会・伝道所が、4中会を形成している。世界改革教会連盟に加盟。在日大韓基督教会と宣教協約を結んでいる。
53年10月第3回大会で、旧日本基督教会の信仰告白に改革教会の特色を加えた信仰告白と、憲法規則を制定。同時に教会立神学校の設立を決議。55年4月の開校以来、100人近い牧師伝道者を輩出している。
95年の第45回大会で憲法規則を改正。改革教会の信仰を受け継ぐことを確認すると共に、独立教会と伝道所からなる日本キリスト教会としての基礎固めをした。キリストの体として各教会が独立性と公共性を尊重した宣教を展開している。